社会の力で試験を突破するブログ(by行政書士髙橋事務所)

東京北区のプロ講師・行政書士のブログ。英数よりも社会の勉強をしましょう!

塾や家庭教師に継続指導をお願いしてよいかセルフチェックすべし

塾の教室長や家庭教師が、今後の勉強のことについて有耶無耶なことを言い始めたらこれからの指導を任せてよいか真剣に考えてください。特に最近、家庭教師が生徒の学習計画を真剣に考えていないのではと思われるケースを複数耳にしました。特にひどかったのは、「国公立大学の理系学部に進みたいので、数学Ⅲを2年生の終わりまでに一とおり学びたい」との生徒の要望に対し、「数学Ⅲなら高3の冬からでも間に合うよ。僕は間に合ったし」と自身の成功体験だけを伝え、生徒の要望に真剣に答えずあしらったという事例です。この家庭教師は自身が県ナンバーワンの県立高校に通い国公立大医学部卒という、普通の人からすれば「勉強が極めてできる人」です。そのスペックの人が、自分が学生だった頃の体験談だけで生徒を指導しているという恐ろしい状況です。もちろん、その生徒がまだ数学Ⅲを学ぶには学力的に足りていない部分はあったかもしれません。しかし、「高3の冬から数学Ⅲを勉強する」という明らかに勉強得意な人向けのプランを提示するのはいかがなものかと思います。聞くところによるとまともな学習計画もなく、行き当たりばったりな指導のようです。

学習塾の教室長や講師、家庭教師が必ずしも「プロ」とは限りません。少なくとも生徒の学習要望や結果にコミットできない者はプロと名乗る資格はありません。保護者様や生徒さんは定期的に要望を伝えたり、「どうやって成績伸ばしてくれる?」と聞いてみましょう。そこで有耶無耶な回答や真剣に取り合ってくれない場合、指導者をチェンジすることをお勧めします。