社会の力で試験を突破するブログ(by行政書士髙橋事務所)

東京北区のプロ講師・行政書士のブログ。英数よりも社会の勉強をしましょう!

【受験生向け】朝起きられません 対策

受験生や浪人生で「朝起きられない」なら、保護者様の出勤と同時に家を出るか、家族の朝食を準備するなどの「朝起きる理由」を作りましょう。自分以外の人を巻き込むことがコツです。あなたが朝起きなければ家族の予定を狂わせてしまいます。人間、勉強しなければいけないという程度の意志力では朝起きることはできません。弱い自分を認めて、他の人の力を頼り、ときには利用することを学んでいってください。家族との約束を守り、たとえば朝ご飯を作れるようになれば受験よりもあなたの成長を保護者の方は喜んでくれますよ!

行政手続法は行政指導の「やり方」を規制している

「行政手続法は行政指導に法律の根拠を要求していないとはどういうことですか?」という質問がありました。

行政指導は、あくまでも私人への「お願い・協力要請」なので、私人の権利を侵害する危険がなく、行政機関が行政指導をおこなうにあたって法律の根拠は必要ありません。しかし、一昔前は「協力要請」であるはずの行政指導が、ほとんど「強制」に等しい強度を持っておこなわれていたことから、現在では行政手続法でその「やり方」が規制されています(「行政指導をするときは強制にならないようにしましょうね」というようなことが書いてあります)。なので、行政手続法は、行政機関が行政指導する場合に法律を作る必要はないけれど、強制に及ばないよう規制していると理解しておきましょう。

 

塾や家庭教師に継続指導をお願いしてよいかセルフチェックすべし

塾の教室長や家庭教師が、今後の勉強のことについて有耶無耶なことを言い始めたらこれからの指導を任せてよいか真剣に考えてください。特に最近、家庭教師が生徒の学習計画を真剣に考えていないのではと思われるケースを複数耳にしました。特にひどかったのは、「国公立大学の理系学部に進みたいので、数学Ⅲを2年生の終わりまでに一とおり学びたい」との生徒の要望に対し、「数学Ⅲなら高3の冬からでも間に合うよ。僕は間に合ったし」と自身の成功体験だけを伝え、生徒の要望に真剣に答えずあしらったという事例です。この家庭教師は自身が県ナンバーワンの県立高校に通い国公立大医学部卒という、普通の人からすれば「勉強が極めてできる人」です。そのスペックの人が、自分が学生だった頃の体験談だけで生徒を指導しているという恐ろしい状況です。もちろん、その生徒がまだ数学Ⅲを学ぶには学力的に足りていない部分はあったかもしれません。しかし、「高3の冬から数学Ⅲを勉強する」という明らかに勉強得意な人向けのプランを提示するのはいかがなものかと思います。聞くところによるとまともな学習計画もなく、行き当たりばったりな指導のようです。

学習塾の教室長や講師、家庭教師が必ずしも「プロ」とは限りません。少なくとも生徒の学習要望や結果にコミットできない者はプロと名乗る資格はありません。保護者様や生徒さんは定期的に要望を伝えたり、「どうやって成績伸ばしてくれる?」と聞いてみましょう。そこで有耶無耶な回答や真剣に取り合ってくれない場合、指導者をチェンジすることをお勧めします。

公務員試験は高望みがすべてではない

公務員試験を大学受験の延長線上で考えてはいけません。

何となく、東大⇒国家総合職、旧帝・早慶⇒国家一般職・専門職・都庁、GMARCH・関関同立⇒県庁・政令指定都市特別区日東駒専産近甲龍⇒市役所 なんて図式も思い浮かびますが、このルートを辿ったからといって仕事で活躍できるか、幸せになれるかは別問題です。

私は、中高大の受験は高みを望んだ方が良いと主張する派ですが、公務員試験は業務に適性がある職種を第一志望にすべきと伝えています。公務員試験は就職試験です。入った先でのキャリアは約40年に及びます。多少ネームバリューのある職種に合格した時の喜びは、苦手な業務・職場の雰囲気の中で3ヶ月も働けば吹き飛びます。公務員試験を受ける際は、必ずそれぞれの職種の日々の業務まで調べ上げ、自分が働いている姿をイメージし、「やっていけそうか」考えることです。それでも「やりたい」と言える仕事であれば面接試験でも強くアピールができます。

今や公務員になっても数年で辞める人がいる時代です。せっかく大変な試験を受けるのですから、合格してから「こんなはずでは…」と思うことのないよう、職種研究は怠らないようにしてください。