社会の力で試験を突破するブログ(by行政書士髙橋事務所)

東京北区のプロ講師・行政書士のブログ。英数よりも社会の勉強をしましょう!

公務員試験は高望みがすべてではない

公務員試験を大学受験の延長線上で考えてはいけません。

何となく、東大⇒国家総合職、旧帝・早慶⇒国家一般職・専門職・都庁、GMARCH・関関同立⇒県庁・政令指定都市特別区日東駒専産近甲龍⇒市役所 なんて図式も思い浮かびますが、このルートを辿ったからといって仕事で活躍できるか、幸せになれるかは別問題です。

私は、中高大の受験は高みを望んだ方が良いと主張する派ですが、公務員試験は業務に適性がある職種を第一志望にすべきと伝えています。公務員試験は就職試験です。入った先でのキャリアは約40年に及びます。多少ネームバリューのある職種に合格した時の喜びは、苦手な業務・職場の雰囲気の中で3ヶ月も働けば吹き飛びます。公務員試験を受ける際は、必ずそれぞれの職種の日々の業務まで調べ上げ、自分が働いている姿をイメージし、「やっていけそうか」考えることです。それでも「やりたい」と言える仕事であれば面接試験でも強くアピールができます。

今や公務員になっても数年で辞める人がいる時代です。せっかく大変な試験を受けるのですから、合格してから「こんなはずでは…」と思うことのないよう、職種研究は怠らないようにしてください。