社会の力で試験を突破するブログ(by行政書士髙橋事務所)

東京北区のプロ講師・行政書士のブログ。英数よりも社会の勉強をしましょう!

志望校を高望みした者だけが楽に勉強できる

受験では「最難関」を目指すのが、結局一番コスパが良くなります。

都立中なら小石川、都立高なら日比谷・西・国立、大学なら東大・京大。これらの学校を本気で目指す者は、併願先の試験は「余裕で」パスすることが出来るようになります。大学入試では特にそれが顕著です。一念発起して本気で国公立大学を目指した者のみが、共通テストの成績でGMARCHや早稲田の合格を取ることが可能です。科目数が少ないからと言って、それらの大学を学部別に対策する方が返って手間です。科目を絞ることは勉強が楽になることを意味しません。

そうは言っても、誰でも国公立大学を目指せるわけではないと思っているあなた。受験勉強できる期間が1年以上あるならまったく問題ありません。やる気と、多少の根気と、良い指導者がいれば突破できる壁です。少なくともGMARCHは取れます。

受験は今までの自分を変える絶好の機会。志望校は高望みして挑みましょう。

公務員試験スーパー過去問ゼミ

公務員試験の王道中の王道、通称『スー過去』。

【対象】

国家一般・地方上級公務員を目指す方

【良いところ】

・丁寧なレジュメあり!

・国家・地方・専門職など様々な試験の過去問に対応!

・問題レベルが分かれている!

【良くないところ・注意点】

・全科目使っていたら、勉強終わらねぇ(一科目得意になるより、総合点を確保しましょう)。

 

⇒予備校の講座を取っている人は、基本的には使う必要なし。

一とおり各科目の勉強が終わった後、特定科目を超強化したい場合に使うべし。

ちなみに憲法行政法民法行政書士試験対策用としての使うのもあり!

 

 

民法のテキストばかり読んでいるあなたへ

公務員試験や行政書士試験では同じ法律(法令)科目に区分されますが、「憲法行政法」と「民法」は勉強の仕方が異なります。憲法行政法はテキストやレジュメの覚えこみで点が取れるのに対し、民法は問題演習をしなければ点が取れません。なぜなら問われ方が違うからです。

 

憲法行政法の問われ方 → 条文・制度・定義・判例の理解(暗記メイン/大学受験における社会と同じ)

民法の問われ方 → 事例問題(ルールを理解したうえでの、あてはめが必要/大学受験における数学・理科と同じ)

 

基本用語を暗記すればするほど解ける憲法行政法と違い、民法は具体的な問題を解く練習が必要になります。民法はテキストを読んで「ザッと理解」し、問題演習を繰り返しましょう。その上で、条文の要件・効果を整理していくことが大切です。ゆめゆめ、テキストの読み込みに終始しないように心がけましょう。

ネットに書いてある勉強方法への注意喚起

わからないことはすべてネットを調べれば出てくる時代です。勉強方法もダイエットのノウハウも、すぐに検索できます。勉強方法も、各予備校・塾やら東大生やら教育系Youtuberやらがいろいろ書いています。彼らの言っていることは正しい。非常に作りこまれた勉強方法や参考書の選定、勉強スケジュールが記載されています。しかし、現実的ではないんですよ。理想論・机上の空論でしかない。勉強が得意で、机に向かうのが苦でなく、試験で結果を出している、地頭が良い人が書いている、「理論的には」正しい方法論です。なので勉強が不得意で、机に向かうのが苦で、試験で結果を出せず、地頭も良いかわからない人が同じようにやっても、同じ結果は出ません。というより、そもそも書いてある通りに勉強が進みません。試験は自分の現状を知ることが第一。自分が勉強が現時点で不得意で嫌いだということ、きつすぎる勉強法はこなせないことを自覚することから始まります。しかし、それは東大に行けない、早慶に合格できないということを意味しません。あなたにはあなたの合格戦略があるのであって、決してネットに載っている「天才」が書いた勉強方法がすべてではないですよというお話しです。